笹かまぼこの「ささ圭」より

笹かまぼこの製造・販売のおかみ圭子の雑感

2011.05.31.Tue

コンフォートキルトの温もりに癒されて・・・

夜も更けて・・・皆さま、こんばんわ~
台風の影響はございませんでしたでしょうか。
名取より、圭子です。

閖上(ゆりあげ)は、昨日の大雨でかなり道路が水につかりました。石巻ほどではないようですが、1メートル近く地盤沈下しているので、今までのゆりあげではなくなっています。海が異常に近くに、そして高く見え、あの日以来海を見るのが苦手になった圭子には、きつい光景です。

さて「牛たんソーセージ」、好評発売中でございます。全国からたくさんのご注文が・・・九州、徳島、京都、大阪、名古屋、東京・・・・・あれ、れ・・・知ってる・・名前が・・・いっぱい!!そうなんですぅ~、身内からの注文が、結構たくさん。

ご用命いただきました皆さま、ありがとうございます!!
お味のご感想など、お寄せいただければうれしいです!
そして、またまたご用命いただけましたら、さらにありがたいです!!・・・と、社長が申しております。

うれしい・・・といえば、今日うれしいことが二つありました。
ひとつは、仙台の蒲鉾やさん「K崎」さまより、念願のフライヤーを一台いただいたのです。小型ですが、立派な業務用、これで何でも揚げられます!!温かいご好意に、この場をお借りして心から感謝申し上げます。ありがとうございました。このご恩はいつか必ず・・・

そしてもうひとつは、お友達からすばらしい「キルト」を届けていただいたのです。
これは「コンフォートキルト」というものでした。世界中のキルター・・・キルトを作る人々をこう呼ぶのだそうです・・・から、東日本大震災の被害を受けた被災地の方に、心を和らげてほしいとの願いを込めて届けられたということです。

作り手の方が、ご自分で手染めしたいろいろな布を、一針一針に心をこめてさしてくださったであろうこの「コンフォートキルト」、圭子、思わずほっぺにスリスリして「嬉しいっ!!」と叫んでしまいました。

どこのお国のどんなお方が、このようにほのぼのと心癒されるような色彩と図案を考えてくださったのだろうと、思いを馳せています。画像を載せられないのが残念・・・。

美しいもの、可愛らしいもの・・・って、今の圭子には贅沢・・・という思いがどこかにあるものですから、でも本当は大好きなんです、女性なら皆さまきっと同じですわよねっ!!

「コンフォートキルト」、見知らぬいろいろな方の優しい手を経て、今圭子のもとで心も身体も温めてもらっています。
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2011.05.26.Thu

ちょっと不思議なお話・・・

全てを無くす・・・とは、当たり前のことではありますが、「お気に入りの大切な○○」を身辺から失うことなのですよね~

気に入りのボールペン、お気に入りの洋服、お気に入りの写真立て、お気に入りのアクセサリー、お気に入りの小物入れ、お気に入りの帯や着物、お気に入りの靴、お気に入りのティーカップ、お気に入りの椅子・・・・・etc・・・・女性って、価格にかかわらず、長年の間に自分の感性で選んだお気に入りのモノに囲まれて暮らしている・・・気がします。

「失ったものは数えないで、今あるものを数えていかないとね。」あの大津波の後、何度となく自分自身にも言い聞かせ、義母とも話したことでした。男性陣にはピンとこないかもしれませんが、同じ女性同士、その辛い気持ちはわかりあえるから・・・。
お気に入りの圭子の小鼓も、もちろん藻屑と消えてしまったのですが、この小鼓については不思議なことがありました。

愛用の小鼓は中古の物を、仙台のSさまからずっと以前に譲っていただいたものでした。年代物・・・という感じで、なんとっ、葵のご紋が胴の部分に蒔絵で描かれた貴重なもの。「この紋どころが目にはいらぬか~っ」の、あのご紋でございますぞ。それがここしばらく忙しさに取り紛れ、ついつい小鼓から遠のいていた圭子、もう数年も打ってないような有様だったのでした。

Sさまがそんな圭子に、「圭子ちゃん、鼓は生きているから、時々は出して打ってあげてね、鼓が喜ぶからね!」と、よく言ってくださっていたのですが・・・・。それが今年の2月3日のブログに書きましたように、久々に、重い腰を上げ?お稽古をして「屋島キリ」を打ちました。人様の前で打つからには、それなりのものに仕上げなくてはならず・・・お話を受けた社長に恨み言を言ったり・・・した圭子だったのですが・・・。エヘへ・・・

この話をSさまにお話すると、はらはらと涙をこぼされ、「鼓がきっと打ってほしかったんだと思うわ・・・やっぱり鼓は生きていたのよねぇ~、最後に圭子ちゃんに打ってもらいたかったのね。喜んでいると思うよ~」・・・・と。

確かに何かの力に導かれたような・・・としか言いようのないできごとでした。


すみません、関係のないことを書き連ねてしまいました。お許しください。
そうそう、大事なお知らせがございます!
ささ圭の事務所の電話番号が決まりました!!

℡022-784-1239

人にサンキュウ
すごいでしょう!?びっくりです。ささ圭にぴったりなんですもの。人にサンキュウ、人にありがとう!!
ささ圭を思ってくださる皆様に、サンキュウ、感謝、感謝でございます。

ちなみに、ファックスは、022-784-1250
う・・・・ん、何かいい語呂あわせありませんか???
2011.05.25.Wed

揚げ蒲鉾用のフライヤーが・・・いただける!?

こんばんわ~、夜も更けて、しんしんと・・・名取高舘熊野堂より「ささ圭」の圭子です。
それにしても静かですわぁ~・・・高舘。
第一、閖上で毎晩聞いていたあの潮騒の音が聞こえないんですものね・・・・。

毎日八時過ぎには会長夫妻は就寝・・・は、早いっ!・・・なので、社長が会議やその後の懇親会・・飲み会とも言う・・で遅くなる日は、もっぱら圭子の自由時間。コーヒーを飲みながら、音楽を聴いたり、お礼状を書いたり、お菓子を食べたり・・・あかん、あかん、これが太るもとなのですわ~。

昨日の夕方、地元「仙台放送」の報道番組で、ささ圭を取り上げていただきました。梅島アナウンサーさんは、あの大津波の日のちょうど一ヶ月くらい前、「バレンタインかまぼこ」の取材で本店工場にいらしてたのでした。その日の取材は圭子とTちゃんでしたので、特に行方不明のTちゃんのことを心配してくださっていたようで、大津波直後から何度もメールやお電話をくださったとのことですが、パソコンも全て流出、電話も通じず、・・・ようやく数日前にささ圭の現況の取材となりました。

見てくださった方々から、次々とお電話が。皆さん、私たち家族が元気にしていること、そして蒲鉾製造工場建設に向かって、頑張っていることなどを喜び、励ましてくださるお電話でした。ありがとうございます!!

今はまだ、仕入れ商品の「牛たんソーセージセット」しか販売できませんが、来月あたりには、もしかしたら・・・一足早く「揚げ蒲鉾」が製造できるかもしれません。というのも、仙台のある蒲鉾会社さまから、揚げるフライヤーをいただけそうなんです~っ!!社長はいろいろと、準備にかけずりまわっております。

またその日が近づいたら、ご報告させていただきますね!!



2011.05.19.Thu

蒲鉾屋の牛たんソーセージセット、通販始まりました!!

皆さま、トップページご覧いただきましたでしょうか?
そうなんです~「牛たんソーセージセット」の通信販売始めました~

この「牛たんソーセージセット」は数年前から、ささ圭の特別仕様で、知り合いの美味しいハム製造会社に頼んで造っていただいていました。ずっと自社売店のほか、主に東北自動車道サービスエリアの各売店で販売させていただいておりまして、かくれたささ圭の「人気商品」でもありました。

この混乱のなか、何もかもなくなってしまい、この仕入れ商品さえも包装できず、出荷が止まっていたのです。途方にくれておりましたら、・・・なんと「シュリンク包装機械」をあげます・・・・と言ってくださった会社さまがとぉ~っても高価な機械なんです。岩手県の「I社さま。そして包装の作業台をくださったN社さま。うれし涙です。なんで皆さま、こんなに良くしてくださるのでしょうか・・・感謝してもしきれません。

いろいろな方々のご支援で、何とか包装室は名取店を改造して、包装し出荷できることになりました。ほんの小さな一歩、前進です。まだ蒲鉾はもう少し時間がかかりそうですが、必ず必ず造ってお届けしたい!待っててくださいね!!

さて、あの日から二ヶ月あまりが過ぎたということで、いろいろな会からご案内をいただくことが多くなってきました。出席・欠席・・・・う~ん・・・だって、どんな顔をして行けばいいのでしょうか、会社も自宅も一瞬で全てが無くなった圭子、皆さんがどのように声をかけたらいいか悩むのでは・・・とか、もう出席するような身ではないのでは・・・とか、優しい言葉をかけられると涙が止まらなくなるし・・・等等、忙しいのは確かなのですが、もろもろのことを考えてしまうと、どうしても出席にはできない圭子なのでした。

社長が、そんな「うじうじ圭子」に、「出席して、心配してくださってる皆さんにお礼を言わないといけないんぢゃないのか?元気にしていることを見せてきたら?」と。

そういえば、社長は圭子よりはるかに忙しい・・・分刻みの行動なんですの・・・身でありながら、今まで属していたあらゆる会に合間をぬって殆ど出席しているようです。

自分のことばっかし考えていた圭子、ちょっぴり反省です。前向きに、前向きに・・・・
2011.05.17.Tue

見つかりました~っ!!

み、見つかりました~っ

本日、岩沼警察署さんに行ってきました。実は金庫が見つかったのです~っ!!

ずう~っと昔から、本店の奥の部屋にあった高さ1メートルもあろうかというほどの巨大な゛金庫゛。期待がかかります

しかしながら、中身は両替用の硬貨と売り上げをあわせてようやく30万円ほどでした。いっぱい入っていたのは、今はもう使うことも殆どなくなった自家製の「テレカ」と自社の商品券。・・・・・現金、もうちょっとあれば良かったのになぁ・・・と、欲深い圭子なのでした。だって、ゆりあげで、数億円の金庫が見つかった・・・といううわさ話を最近聞いたばかりだったものですから・・・。あるところには、あるものですわねぇ~

でもまっ、ありがたくいただいて帰ってきました。決して少ない金額ではございませんので・・・。有難いことに、金庫の類は自衛隊でちゃんと取っててくれ、警察に届いているようです。警察の廊下には、金庫が山のように重なっておりました。(ここだけのナイショ話ね)

唯一残った名取増田店は、蒲鉾を製造することができないものですから、ずっと閉店したままになっています。ここの駐車場で先日から会長と二人で、社員が工場付近から取り出してきてくれた台車などを洗ったり磨いたりしておりました。

「クリーンルーム専用」と書いた亡くなった工場長の角ばった字が見えたりして、なんともいえない気持ちになります。そんな時、私たちの姿を見つけて時々通りすがりの方やご近所の方が声をかけてくださるのです。

「もうお店開くのですか?」
「いつからお店、やりますか?」
「開店の準備ですか?」

まだまだ製造ができないことを伝えると、皆さんとってもがっかりされ、それでも必ず「待っていますから、がんばってくださいね~」と去っていかれます。

ここ数日、会長も圭子も涙ぐみながら、せっせと肉体労働に精出しています。


2011.05.11.Wed

新事務所から圭子です!!

皆さま、こんにちわ~
今日初めて、ささ圭新事務所 名取市植松字入生48ー1から、圭子です!
植松・・といいますと、バイパスをかなり南、岩沼よりになります。いずれここに新工場を建てたいと思っている場所なんです。バイパスを越えた向かいには、東北で一番大きいといわれている「雷神山古墳」が広がっています。お近くにいらしたら、ぜひお立ち寄りくださいませ~!!

あの日から、今日でちょうど二ヶ月。まだ県内だけでも8000人くらいの方が行方不明となっており、圭子のお友達N夫妻も、いまだ見つかりません。あまりにあまりに痛ましい出来事で、私たちの中ではまだ終わることはありません。

突然ですが、昨日、久々に自転車に乗ってみました。お友達グループからのプレゼント!!
「え~っ、圭子ちゃん、自転車に乗れるの!?」
「圭子さん、自転車のイメージぢゃないねぇ!」(・・・・って、圭子ってどんなイメージなんやろ・・・)

さまざまな外野の声、声、声・・・
見損なっては困ります!!
実は圭子は幼少時代から自転車を乗り回し?中学校では自転車通学、高校では駅まで自転車通学・・と、みっちりと自転車歴がございますのよ。

片手運転や立ち漕ぎ・・・懐かしい・・・友達との並列運転などなど、かなりのものだったのでした。(あまりほめられることぢゃないですね、ごめんなさい)

そんなわけで、高舘熊野堂界隈を、颯爽と一時間ほどツーリング。・・・へとへとになって帰ってまいりました。
自転車、やっぱり疲れるぅ~っ!!
2011.05.06.Fri

犠牲になった方々のおかげで私たちが・・・

こんにちわ~
名取市高舘熊野堂から、ささ圭の圭子です。

連休も終盤になりましたね、いかがお過ごしでしょうか。
毎年連休・・・というと、わが社の書き入れ時でしたので、一日も休んだことがなく、フル稼働でした。それが今、製造したくてもできない・・・この辛さ、残念でなりません。

連日、会議や会合、打ち合わせ等等に社長は奔走しています。会長夫妻と圭子、そして昨日までこちらにいた長男の四人で、家の掃除や整理を終え、ようやく何とかくつろげる雰囲気になりました。

町内会の地図を見てみると、この家の目と鼻の先・・・一番のお隣さんが、偶然にも圭子のPTAのお友達、Yちゃんのお宅だったので、またまたびっくり!!不思議なご縁・・・というものを感じています。

社長と一緒に、早速ご挨拶に伺いますと、「無事でよかったぁ~!!」と、涙、涙、抱き合いました。町内会長さんへのご挨拶も、Yちゃんが同行してくれ、心細い見知らぬ土地でのスタートが、とても心強いものとなりました。

先日、この度の大津波で亡くなった親戚夫婦のお葬式がありました。今のところ、殆どの家では火葬だけなのですが、事情があるお宅ではお葬式をする家も少しでてきました。

奥様の幼馴染で同級生だったというお坊さんが、弔辞を読まれ・・・というより、話されました。その中で、
 「この大津波で犠牲になった、ご夫妻始め何万人という方々が、私たち生き残った者を大津波の盾になり、守っ  てくれたのだと思います。あなたたちのおかげで私たちが生きているんだと思います。」
というようなお話をされました。

ゆりあげの海で、大津波を背にして、親しかったたくさんのたくさんの方々が手をつなぎ、私たちを必死で守ってくれている光景が目に浮かび、涙が止まりませんでした。



2011.05.01.Sun

心の財産がいっぱい!!

一昨日4月29日、大安の日にとうとう引越しをいたしました。
今更、大安・・・もないのでは・・・という思いも少しありましたが、いや今更だからこそ、「大安」にこだわりたい!・・・と、私たちは、あえてその日を選びました。


「ホーホケキョ・・・・、ホーホケキョ・・・・」迎えてくれたのは、心に染み入るような雅なウグイスの声。「ここに住めて良かった・・・」とつくづく思ったことでした。高柳でのにぎやかな?鶏も、それは長閑で楽しいものでしたが・・・。


ちょうど一ヶ月居させてもらった高柳の家の目前が「多賀神社」、そして今度住むことになった高館熊野堂にも歩いて数分の近くに立派な「熊野神社」がありまして、よくよく考えてみますと、閖上でも本店と自宅のすぐ近くに「湊神社」がありましたので、しかもそこでは会長が長年総代長を務めていたりして、縁浅からぬものがございました。私たちの行くところ、全て偶然とはいいながら、神社がついており、「ずぅ~っと神様に守られているんだよね・・・」と家族で話しております。


なんでもないようなありふれた日常がいかに大切か、かけがえのないものであったかを、圭子たちは被災して以来ずっと感じています。
ただ失ったものは計り知れないくらい大きいけれど、圭子たちには全国から応援してくださっているお得意様、お友達、知人・・・そして見知らぬ方々も・・・がいっぱい。何よりの心の財産です。皆様には圭子たちが一生かかってもお返しできないくらい、いろいろなあたたかいご支援をいただいています。私たち今は何もお返しできませんが、一日も早く「笹かまぼこ」を焼くことが、お返しになるのでは・・と、社長と話しています。


明日は、事務所を移転します。名取市内の植松というところに、新工場予定地があります。その土地の片隅にプレハブの事務所を作り、用意が整ったものですから引っ越すことになりました。これから毎日、社長と圭子は日中はこの新事務所に行くことになりそうです。牛歩の歩みではありますが、ほんの少し、前に進んでおりますことをご報告させてください。


昨日の朝日新聞の夕刊に、私たち家族のことが写真入りで大きく載せてくださっています。記者の方が圭子のブログを見て、先日取材に大阪からわざわざいらしてくださいました。ただ出ているのは、東京、名古屋、大阪だけのようで???・・・宮城県では見られなくて、まだ圭子たちは見ておりませんの。どんな風に写っているか・・・心配やなぁ~・・・



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