笹かまぼこの「ささ圭」より

笹かまぼこの製造・販売のおかみ圭子の雑感

2012.08.28.Tue

蒲鉾大学夏期講座・・・ちょっと不安

本日、記念すべき?機械設備第一号が入りました~
揚げかまぼこのラインです。明日から、続々と機械設備が搬入されていきます。夢のようです。
8.28ミニ

さて明日から三日間、東京の海洋大学で開催される「蒲鉾大学夏期講座」・・・・そんなのがあるんでございますよ・・・を、受講することになりました。製造部門のI君と2名での参加です。

この「夏期講座」は、実は社長も結婚したての頃受講した経験が・・・・。

一か月ほど前、講座のご案内を見て、何気なく・・・・
「そういえば、圭子ももっと製造の根本を学んでおくべきやったわぁ~」
と何気なくもらしましたら、

「行って来たらいいんぢゃないの」

「いええ~っ!?」


今までは(被災前)あんまり考えたこともなかったのですが、最近・・・(被災後)蒲鉾の原点をやっぱり知っておくべきやなぁと思っていたことも確かです。

社長の許可をいただいたものの、「高校卒業程度の化学の知識があれば大丈夫」という社長の言葉に、少しづつ不安になり・・・

「やっぱりこの時期、何ぼ何でも無理やしぃ、・・・来年にしようかなぁ~」なあんて勝手に中止にしようと思ったら、
「来年こそ忙しくて、そんな時間取れないと思うよ。今回がチャンス!!」

・・・・という訳で、明日から三日間『60の手習い』状態になりそうなんでございます~
高校時代の化学なんて、圭子、赤点すれすれだったような・・・ガーン

受講者は、だいたいが蒲鉾屋さんの跡継ぎの方とか、製造担当の若手社員さんが殆ど・・・・のよう。でも一度決めたからには、圭子も阿波女、潔く若者に混じって勉強してまいります~

という訳で、また少し更新できません。お許しくださいませ~
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2012.08.26.Sun

閖上のたこ焼き再現!

さいかい市場の広場に、どこまでも続く長蛇の列・・・
たこやきミニ③

さてその先には、・・・・・・閖上の幻のたこ焼きが~・・・・
たこ焼きミニ②

「名取・旅おこし講」という明治大学と宮城尚絅大学の大学生有志によるグループが、閖上にあった「名物たこ焼き屋さん」の味を再現するためにいろいろと企画してくださいました。3本を竹串に刺し、ドロっとしたソースにつけた独特のスタイル。もちろん鰹節や青のりなんかはこのたこ焼きには「邪道」!?

関西のたこ焼きに慣れていた圭子にとっては、初めの頃は何となく違和感があったものでしたが、そのうちには「たこ焼き」というと、これを思い出すくらい閖上人として馴染んでいたものでした。

ずっと昔には、残業の時このたこ焼きをお願いして何十本も届けていただいたこともありましたっけ・・・

このたこ焼き屋さんは、ささ圭本店工場から10メートルくらいしか離れてない、それこそ目と鼻の先にあったお店やさんでした。高齢のおばあちゃんとお嫁さんが二人でひっそりと商いされていました。大津波で二人は帰らぬ人に・・・。

三代目なんかは小学生の頃、毎日このお店の前を通って帰宅するものですから、いつもおばあちゃんに「Gちゃん、ちょっと、ちょっと」と呼ばれては、たこ焼きをご馳走になっていたものでした。たこ焼き屋のおばあちゃんを大好きだった三代目に先だって帰郷の折、再現の話をしましたら・・・

「ん・・・ん、・・・微妙だねぇ。あのたこ焼きは、あのたこ焼き屋のおばあちゃんがいて初めて成り立つ味。お店の雰囲気やおばあちゃんがいて醸し出された味だから、味だけ再現されてもオレ的には何となく・・・ね。まっ、あの最高の味は、おばあちゃんの思い出と一緒にオレの心の中にしまっておくよ」・・・・なぁんてキザなことを。

んなこと言わないでよ~、学生さんたちが頑張って私たちのために再現してくれているんだから~

私共も横のテントで遊里揚げの実演販売していましたが、閖上の方々の参加が思いのほか少ないように感じました。三代目のように感じている人もいるということでしょうか。ねっ!?


途中から、おばあちゃんの娘さんがいらっしゃりビックリ!!震災以来初めての再会でした。こんなことでもなかったら、なかなかお会いすることもなかったことでしょう。娘さんはエプロンも持ってないのに、見かねて手伝ってくださっていたのです。急遽、圭子の白前掛けを貸してあげて、一件落着。

長蛇の列はなかなか途切れることはありませんでした。
最終的には、かなり近いものが再現できたのではないでしょうか。

「名取・旅おこし講」は、
 閖上という町と、そこに暮らしてきた人々の固い結束による共同体が今もここにあるということを全国に発信しながら、閖上の文化を後世に伝えていこうとしている団体です。明治大学と尚絅大学の職員や学生さんたちが中心に活動していらっしゃいます。


若い力に元気をいただき、閖上さいかい市場は今日も活気溢れる市場になりました~

2012.08.25.Sat

素晴らしい手造りの看板をいただきました

看板ミニ
こんばんわ~みちのく名取より圭子です~。

なかなか涼しくなりませんね。例年どうりですと、お盆があけたら朝夕めっきり涼しくなる・・・というのが、ここみちのくの気候だったのですけれど、今年はなんだか様子が違います。

お盆に夏風邪をひいてしまい、なかなか治りにくかったのもこんな異常気候も影響しているのでは?・・・歳のせいばかりとは思いたくない還暦目前の圭子でございます。

さて午後から社長の親友Оさんが、大きな欅の看板を持ってきてくださいました~。「ささ圭 千秋萬歳」と書かれています。

これを新しい工場の前に作る新店舗にと、ご自分で書いて、彫って、緑青を塗り仕上げてくださったのです。すばらしい~っ!!手造りのぬくもりが感じられる看板、大切に掲げさせていただきますね。О様、心より感謝いたします~









2012.08.24.Fri

竣工の予定が立ちました。

たべっしゃミニ
先日、仙台駅の構内で、大きなポスターを発見!

山形新幹線20周年特別企画として、その名も食べっしゃ

来月9月8日の朝、福島駅から出発して、夕方にはまた福島駅まで着くようにぐるっと3県を一周いたします。その間、福島、宮城、山形のいろいろな駅に停車するのですが、各駅でその土地自慢の「美味しいもの」が待っていて、積み込んで食べていただいたり、お土産にしていただこうという夢のような企画。

そうなんです、名取駅では圭子たちが「ささ圭の遊里揚6枚入り」を人数分積み込みさせていただきます~。

近頃は、「歴女」に続いて「鉄子さん」と呼ばれる鉄道ファンの女子が多いとか。
①東北本線、仙山線、奥羽本線の3線を乗り継ぎ!!

②沿線10駅15品の美味しいご当地産品をプレゼント

③「食べバッグ」というエコバッグももらえちゃいます!

この他にも、「鉄子さん」ならずとも、わくわくするような企画が車内でもたくさん。伊達武将隊のカッコイイ3人も同乗してくれるとのことで、歴女にも魅力満載の「食べっしゃ」。圭子も時間があれば一日の~んびりと、初秋の南東北を車窓から堪能してみたいです~っ!!

さていよいよ工場も完成に近づいてまいりました。
8.24ミニ②
左側のプレハブは、バイパス沿いに建っていた以前の仮事務所。少し後ろに移動して、小さな店舗に造り替えます。
8.24ミニ
工場内の製造部分です。床をかなり時間をかけて何層にも塗っていきます。


9月10日に事務所がここ工房から移転いたします。(℡は同じです)
9月12日に「火入れ式」・・・・神主さんを呼んで、工事関係者と一緒に内部で実施いたします。
そしていよいよ、9月19日に竣工披露を予定しています。

おかげさまで何とかここまで来ることができました。
これも皆、いままで温かく見守ってくださった皆様のおかげ。感謝の気持ちでいっぱいです。
「ありがとうございます」「ありがとうございます」何度言っても言い尽くせません。たくさんのご縁を大切にしながら、私たちはこれからも「正直な蒲鉾造り」に邁進いたします!






2012.08.18.Sat

しつこい夏風邪にやられちゃいました・・・

お盆も過ぎてしまったというのに、今月はまだ3回しか更新できておりません。ごめんなさいっ!!

更新がしばらくないと、皆様とても心配してくださり「もしかしたら、圭子さんが病気!? 」というお問い合わせをいただいたり・・・・申し訳ございません。せっかくページを開いてくださっても更新されてなかったらがっかり・・・ですよね。お許しくださいませね。

七夕からお盆にかけてはわが社は一年中で最も忙しい時期・・・いわゆる書き入れ時・・・でございます。小さな手造り工房で、皆が 必死に焼いても焼いても追いつかないという、状況がずっと続いています。有難いことなのですが、連日の遅い残業に、社員も私たちもそろそろ限界!?・・・・というところまできています。

そんな中、一昨日の朝起きた途端、喉が痛いなぁ~と思ったら、またあの辛い咳になってしまいました。社員たちにも心配をかけてしまい、やむなく一日お休みさせていただきました。お盆中で、病院も開いておりませんので近くの救急病院へ。

「あっら~お久しぶりぃ~」マスクの看護婦さんに親しく声をかけられ、「ん?」・・・圭子もおっきなマスクしていたのによくぞ気づいてくださいました。

閖上のご近所さん、しかも子ども会でよくご一緒させていただいた先輩ママさんだったのです。

「閖上が無くなってしまって、みんなバラバラよね~。さみしいよね~」としみじみおっしゃいます。本当に閖上に帰れる日がいつ来るのか、まだまだ誰もわからないのですもの。あきらめて市内の他地区に家を建てられている方々も益々増えているようです。

私たちの「終の棲家」は、果たしてどこになるのか、今もまだ不安定な状況は変わりません。でもご好意で家を貸してくださっている大家さんのおかげで毎日疲れて帰ってもゆっくり休める場所があるということに今は感謝しつつ、日々を送っています。

さて、一昨日から三代目Gがようやく帰郷、仕事を手伝っております。
いつもならもっと早いのに、今年はこんなやりとりがございましたの。

いつものように
「一体、いつ帰ってくるの?おじいちゃんやおばあちゃん、それにミックちゃんも皆で待ってるからね~」

「考えてみると大学生になって休みと言えば必ず家の仕事を手伝ってきたよね~」

「当たり前やんっ、こんな状況なんやからねっ」

「オレもさぁ、そう思ってきたよ。友達との旅行も断ってたしね。でもね、考えてみるとオレもう大学3年の夏休みになってしまってたんだよね~」

「だから何よっ」・・・・怒りを抑えて・・・

「だいたいさぁ、お父さんやお母さんも大学生の頃、毎度休みごとに家に帰って家の手伝いしてたの?」・・・・・う、痛いところを突きやがったな

「う、う~ん、まあ、そういう訳でも・・・なかったかな・・・(ちょっぴり小声)」

「でしょう!?」…わが意を得たり!みたいに・・・「僕、徳島のおじいちゃん達やうちのおばぁちゃん達からもどうだったか聞いたんだよね。」・・・こやつ、裏を取っていたのか!・・・

確かに来年の今頃は「シュウカツ」で慌てふためいている頃なのかもしれません。そういう意味では最後の夏休みなのかも・・・
2012.08.10.Fri

河北新報主催のインターンシップ

河北ミニ①
昨夜は「なでしこ」の銀にうるうる・・・レスリングの吉田さんにうるうる・・・海の向こうロンドンでは若者たちが活躍し、その頑張りは日本だけでなく世界中にも元気を与えてくれています。

そして宮城にも頑張っている大学生の皆さんがいらっしゃいます。

夏休みの暑い暑い毎日の中、河北新報社主催の学生インターンシップが始まりました。

「被災地のいまに向き合う21日間 記者と駆ける報道最前線」と題して大学生が震災の概要を再確認したりするさまざまな座学のあと、被災地に出向き取材し、最終的には記事を書きます。その優秀作3本が河北新報夕刊に掲載されるというものなのです。

東北大学、東北学院大学、宮城大学、東北工大、福島大学、群馬県立女子短期大学、法政大学、そしてなんと立命館大学からの院生などなど、東北を中心に真摯な学生の皆さん24名が集まり、今日一日圭子が案内させていただきました。

たくさんの人が途切れることのない日和山、14名の犠牲になった中学生の碑があり、みんなで心を込めてお祈りさせていただいた閖上中学校。ここでは歳の近いせいもあってか、特に心打たれた様子でした。この遺族の会の代表をしていらっしゃるTさんは圭子と同じ地区でよく知った方。お会いできるかなというかすかな期待は叶えられませんでしたが、Tさんのこと、息子さんのK君のことをみんなにお話しさせていただいたのでした。

その後閖上小学校体育館へ。まだたくさんの写真が洗浄後きれいに整理、展示されているここではボランティアの方々の熱意に皆さん感動・・・。そして更には、その写真の一つ一つに、映っている方々のさまざまな人生が隠されているという重みも同時に感じたようでした。

その後さいかい市場で昼食を取ったのち、市場内の私どものお店から出発しようとしていた矢先、何かに引き合わされたかのように、たった今手を合わせてきたばかりの中学生K君のお母さまTさんが、私どものお店に!!(地方発送を頼みにいらしてくれたのでした)

なんてことでしょう。こんなめぐり合わせってあるんですね~・・・。ぞくぞくしました。何かに引き寄せられた・・・といっても決して過言ではないでしょう。店先で皆をTさんに紹介させていただき、Tさんのお話を聴くという幸運に。

これはきっと息子さんのK君が、大学生の皆さんに引き合わせてくれたのではないかしら!?きっとそうですよね。

Tさんは、震災のこと、大津波のこと、犠牲になったみんなのこと、閖上のことをいつまでも忘れないように伝えてほしいという願いを大学生の皆さんに託されました。Tさん、ありがとうございました。あの頃から比べると少し元気になったね。何もできないけれど、ずっと応援しているからね・・・。


その後新工場の現場に。圭子も初めて建物内に入りました。現場事務所で打ち合わせをしていた社長からお話しを・・・
河北ミニ③

最後に工房に戻り、焼き立てアツアツの「手わざ笹かまぼこ」を試食していただきながら、社長と圭子への質問タイム。なかなか鋭い質問の数々に、「さすが優秀な大学生やなぁ~」と感心した私たちでした。きっとこれからターゲットを絞り込み、取材をしてすばらしいレポートにまとめてくださることと期待しています。

インターンの皆さん、暑い中一日お疲れ様でした~そして有難うございました!!
2012.08.07.Tue

完成に近づきつつあります~

工事現場から、圭子です。
ようやく外壁工事か゛終わりました~
8.7ミニ

内装に取り掛かっています。玄関を入った所でここから二階に続きます。
8.7ミニ②

だいぶ工事も進んでまいりました。建物は今月末の完成を目指しておりまして、9月早々に機械設備の搬入、試運転・・・となります。

毎日があっという間に過ぎていきます。今日は「竣工披露の宴」を開く会場と第一回目の打ち合わせ。昨日は司会者のMさんが、打ち合わせにいらしてくださいました。

Mさんは、なんと18年前閖上の本社工場落成式にも司会をお願いした元某ラジオのアナウンサー。義姉の友人で、公私ともにお付き合いのある方なのです。司会をお願いするならこの方しかいない・・・と、社長も私もずっと思っていたのでした。

Mさんと涙ながらにお話しするうちに、18年前のあの日が甦ります。三代目は3歳くらいで、徳島の父が会場で連れてくれていましたっけ・・・。ちなみに父は、18年前の「竣工披露の宴」の式次第や出席者名簿、また当日の朝刊など、綺麗にファイルして取っていてくれました。こういった記録も全く流失してしまった私たちにとって何よりの有難い情報でした。

全国の多くの方々にエールをいただき、まもなく竣工の日を迎えることができる私たちは幸せです。
ここしばらく、何から片づけて行ったらいいのか・・・・混乱の中におる圭子ではありますが、これも後になってみればきっといい思い出に・・・なります・・・よね!?

暑い毎日、どうか夏バテなどなされませんように。






2012.08.05.Sun

日出る国に日没する国から音楽が・・・

こんばんわ~
オリンピックも大詰めでございますね~!圭子も少々寝不足気味でございます。
実は昨晩、夜中に目が覚め、・・・とうとうバトミントン決勝戦から目が離せなくなってしまいました。

「藤井・垣岩ペア」の息詰まるような接戦・・・・負けはしましたが、堂々立派な銀メダル。涙が溢れました。決してあきらめない彼女たちの姿は、私たち被災者だけでなく日本中の人々を勇気づけてくれるものでしたね。感動のまま、眠りにつきました。・・・と言っても、なかなか興奮して眠れなかったのですけれど・・・

さて今日は午後から、「閖上さいかい市場」で素敵なミニコンサートがありました。コンサートミニ
「夕日の沈む町能登」から、遥々と大型バスで「朝日の出る町閖上」に、演奏で元気を出してもらいたいといらしてくださいました。

「オルビスNOTO」という小学生から73歳までの多彩な団員から構成された管弦楽団でした。来場者は、殆ど閖上の懐かしいお顔ばかり。久々にお互いが元気なことを確認し、コンサートに癒されてまいりました。

途中、9.11アメリカ同時多発テロのことを詠った「ハナミズキ」の朗読では、3.11の私たちの思いとオーバーラップして殆どの方が涙、涙・・・・

オルビスの皆様、暑い暑い会場で、さぞや大変だったことと思います。今日の日の素晴らしい演奏と朗読を、私たちはずっと忘れることは無いでしょう。有難うございました。

能登に戻られましたら、是非閖上の様子や被災のことなど、どうか多くの方々にお伝えしていただきますように。

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