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女子大生の皆さんにお話を

2015.10.19(19:45) 879

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おばんでございます~
午前中、宮城女子大学様の食品栄養学科から女子大生の皆さん20名が工場見学にいらしてくださいました。
「食品開発実習の一環として、かまぼこの製造過程を見学して、さらには新商品開発の実際についての話を伺う」という目的が事前にご連絡頂いておりました。

まず最初に社長の方から、ささ圭のあらまし、震災から今日までのことについてお話させていただきました。
その後、A製造部長の案内で、工場内を詳しく見ていただきました。

見学後には、焼きたてあつあつの笹かまぼこの試食をしていただきながら、圭子から商品開発についてお話させていただきました。えらそうに「商品開発」といっても、圭子のお話できることは今までの過程。簡単に記してみますね。

「震災前の新商品」
震災前の商品開発の実態・・・・といいますと、お恥ずかしい話ですが、社長と圭子の二人で案を出しながら作っておったのですね。
なんと100種類以上も製品があり、多種多様な製品群は他のかまぼこ屋さんに比べると群を抜いていたと思います。ただそれらが全て一様に売れていたかといえば・・・・??

「震災からの復活」
震災で、工場が全て無くなるという極限の事態から、何とか「手造り」という原始的な方法で笹かまぼこを造り始めました。

震災前の味を思い起こしながら、究極の状態で私たちは「手わざ笹かまぼこ」を創り出しました。それは会長夫妻が伝えてくれた50年以上前の造り方。
社員たちもやけどをしながら、ただただ一枚でも多く焼くことに必死になっていたあの頃。半年過ぎる頃、社長から「天然調味料だけを使いたい」という構想を聞かされました。この手わざ笹かまぼこは一枚一枚手造りなため、形が不揃い。石臼で練りあげているため、弾力性に富んでいる。・・・・そんな大きな特徴を、更に生かすために調味料もより身体にやさしい「天然調味料」にしたいとのことになりました。そこでも試作・試作の試行錯誤の日々があり、「手わざ笹かまぼこ 希望」は、やっと天然調味料使用になりました。

その後、この「手わざ笹かまぼこ」の良さを更にアップした笹かまぼこ、そしてその野性味、素朴さがより際立つような竹串に刺したプレミアムな「手わざ笹かまぼこ」ができないかという考えに至りました。

そんな折、「仙台市産業事業団様」の助けをいただき、ネーミングや包材等のアドバイスを頂戴して「手わざ笹かまぼこ ふくゆり」が生まれました。

この時、マーケティングというものをほんの少しではありますが、齧らせていただきました。この時の経験が、昨年の約1年をかけて開発した「みやぎの雫」の誕生に大きく影響していくことになります。

手造りかまぼこ工房で、「手わざ笹かまぼこ 希望」「手わざ笹かまぼこ ふくゆり」をひたすら造り続けるうちに、ようやく24年の9月に新工場が竣工しました。

「新工場竣工後は震災前の製品の復活」
震災前に工場で製造していた全ての製品のレシピは全て失われておりましたので、この頃にはひたすら震災前の製品を復活させることに私たちは必死でした。笹かまぼこ 吉祥、厚焼き笹かまぼこ、こやき笹かまぼこ、海鮮揚、お豆腐かまぼこ、・・・・・・等々。
次々と、震災前の味が甦っていきました。

唯一の新製品が、チーズinかまぼこ「まるっチーズ」。この製品は、震災前から作りたいと思っていたところでしたので、社長に機械設備の購入をお願いして実現したのでした。おかげさまで、この「まるっチーズ」の売れ行きがとても好評で、次々と販路を広げていきました。

この「まるっチーズ」という製品があったから、新製品の「みやぎの雫」が誕生したといっても過言ではありません。しかしながら、「まるっチーズ」から「みやぎの雫」に至るまで本当にさまざまな紆余曲折がありました。

このなかで、宮城県の「ブラッシュアップ事業」「売れる商品作り事業」の二つに認定いただいてスタートしたことが、本当にラッキーなことでした。コンセプトの整理・・・・圭子の場合、ともすればこれが揺らいで、煩悶する日々もありました。ここで先生方に相談に乗っていただきながら、「ものづくりの仕方」というものを学ばせていただく貴重な経験をさせていただきました。

マーケティング調査、試作品のアンケート調査等々を経てのアイテムの設定。これには数限りない試作を経ています。この試作に関わってくれた製造スタッフにだんだんとチームのような形が出来上がってきました。

今の私共ささ圭にとっては、社員の力無くしては、新製品の開発は絶対にできません。その開発チームが自然と出来上がってきていることが今のささ圭にとって大きな強みですし、誇れることだと思います。

最終的に、「宮城県産野菜を使ったチーズinかまぼこ」は、その開発過程で、チーズの選定も従来の「まるっチーズ」のそれとは異なるもの・・・・より野菜の味を引き立てるまろやかなものを探し当てました。

これらの過程で、社員たちだけではなく、社外の方々に大きな力を貸していただいたことも決して忘れることはできません。ご縁をいただいた多くの方々の力、そして社員らの力・・・・皆の思いと力を結集して、ようやく6月5日にこの新製品「みやぎの雫」が誕生したのでした。

この経験を経て、私たちは社内で従来の製品を、自分たちの力で何とかブラッシュアップできないかと考えていました。
そしてそれが、「海鮮揚」をこの度「海鮮かまぼこ」として生まれ変わらせることに繋がりました。

従来の「海鮮揚」には、山芋の粉末を少量使用しておりましたが、アレルゲンの問題もありこれを外すことから出発しました。製造の過程・・・・揚げる・・・・で、上に載せた「えび」や「紅鮭」がはがれてしまうものがあるという商品のロス率も問題の一つでした。
揚げかまぼこではなく、蒸しかまぼこにするというかまぼこのジャンルの変更という大きな選択も、何度にもわたる試作の中から出てきた発想でした。

さまざまな過程を経て、11月から発売開始の運びとなった「海鮮かまぼこ」。従来の魚介より更に大きく贅沢な具材をすり身に載せました。「海鮮揚」が一枚をかぶりつくものであったの比べ、こちらは、切り分けて食す・・・。ぜひ「ハレ」のお席にお使いいただければと思います。

「お豆腐かまぼこ」「金ぱく黒五焼き」、次々とブラッシュアップさせていく予定でございます。
この根底に有るのは、先代からずっと守り続けている「本物、いいものを使い、いいものを作る。決して手を抜かない」という、ささ圭の精神が貫かれています。

社員とともに、これからももっともっとお客様に喜んでいただける製品を作り続けてまいりたいと思います。
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笹かまぼこの「ささ圭」より


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